習慣についての本をよく読むので、それぞれの本について感想を書いていきます。
習慣についての本は、大きく2つの分類があると思っています。
①は『7つの習慣』にあるような、「何を習慣にするとよいか」と説いた系の本です。よくある「金持ちになる習慣」や「仕事ができる習慣」など、「○○な習慣」の類はだいたい①です。ここでは「習慣本」と呼ぶことにします。
一方で②は、「どうやって習慣にすればいいか」や「習慣そのものの仕組み」などについて書かれている本です。ここでは「習慣化の本」と呼びます。
今回は②の「習慣化の本」を対象に、感想を書いていきます。
もちろん、①②の両方が混ざっている本もありますが、そこは個人の独断と偏見で②と思われるような本について言及していきます。
ただ、タイトルから②の本だと思ったのに、本を読んでみると①の本だったということもあります。なので、習慣自体に言及している本だと思ったのに、「意外と違った本」も記しておきます。
「習慣化の本」を選ぶ際、または読んだ後に参考にしていただければ幸いです。
*随時追記予定
習慣化の本(読了分)
『複利で伸びる1つの習慣』ジェームズ・クリアー
10回以上読んで、聴いている本です。Audibleで何回もながら聴きしてると、だんだん染み込んできます。
Audibleの2022年の聞かれたランキングで6位になったのもうなづけます。
図解の内容がわかりやすく、Audibleで聴く場合はぜひ図解も合わせて読むと良いです。
『超習慣術』Daigo
Daigo氏の個人的なテクニックばかりではなく、論文などの根拠も同時に紹介している点が良いです。読みやすく、聴きやすいと思います。
ただ、「習慣化」についての真新しいテクニックはないのでその点は注意かと。どちらかというと「習慣化」について上手くまとめている本なので、いろいろな本を読んだ後に定期的に読むと「良い復習」になると思います。
個人的に評価できる点は、習慣化する上での感情面やメンタル面での対処に言及があった点です。特に以下のような箇所は役立ちました。
- 無茶苦茶な目標を立てない
- 失敗を自分と等価させない
- セルフケア=できない日に自責するのではなく、誰かを慰めるように、自分を励ます
- 前に進む感覚を取り戻す=記録したことを見直す。できていることを見直す
- 習慣が1,2日途切れても気にしない→取り返そうとしない。できなかった日の分を別日にやろうとしない
習慣化とは異なる内容がメインだと思った本(読了分)
『時間と空間を操る「量子力学的」習慣術』村松 大輔
どちらかとえば習慣術というよりも、「量子力学」の観点から自己実現方法などを解説する本でした。
日々の習慣をコツコツ変えるという内容ではなかったです。どちらかといえば、「脳をどう使うか」という類の本だと感じます。習慣化の内容が書いてあると期待した人は、拍子抜けするでしょう。
人によってはスピリチュアル系の本だと感じてしまう人もいると思います。ただ、量子力学と脳の関係などを知らない人にとっては、おもしろいと感じるかもしれないです。
総じていうと、「習慣化」の本として読むよりも、「自己啓発・自己実現系」の類の本とわりきって読む読むべきかなと。そうすれば期待外れ感は低くなります。「習慣化」について知りたい方は、後回しで良いと思います。
『すぐに行動できる人に変わる!先送りゼロの習慣術』後藤 英俊
どう習慣化するかではなく、どちらかというと、「どんな習慣を身に着けるべきか」が書かれていました。以下の分類でいうと、①に分類される本だと思います。
ビジネスパーソンが読むと、上司や先輩から言われるような内容が多かった印象です。「仕事術」の本として捉える人もいるのかなと。ただ、書かれている習慣で、個人的にできていなかった部分もあり、復習になりました。
もちろん「どうやって習慣化すればいいか」という「習慣化」についても書かれていますが、メインではなかったです。
未分類の本(読了分)
読んだ本または聴いた本の一覧です。まだ感想を書けていないので、随時記載します。
『習慣が10割』吉井 雅之
『習慣化大全』吉川 武士
『習慣を変えれば人生が変わる』
『人生を変える習慣のつくり方』
未読な本
習慣化の本でまだ未読分を記載します。
まとめ-オススメはどれ?-
習慣化の本は人によって合う、合わないがあると思います。
ただ、個人的のオススメは『複利で伸びる1つの習慣』です。基本的なことが書いてあるので、即効性は他の本が勝るかもしれませんが、習慣化の基本書としてとても有用性があると思います。
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